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ベースマップの総描を実施する際、削除という処理方法が有効であることは間違いありません。もちろんあくまでも図的処理であり、データそのものを削除するという意味ではありませんし、統計量の伝達を阻害するような削除であってはなりません。簡単に言えば、煩雑にならないようにするだけのことです。ただ「統合」という処理方法は、削除よりもさらに注意を要します。「統合」とは、面同士をくっつけて一つの面にしたり、屈曲を修正したりすることです。データの特徴とも関連するので、過度に統合してしまうのは危険だと認識するようにしましょう。

さて、地図にみられる「注記」について、詳しく説明することにします。注記と聞いて、或いは見て、どのような意味か分からない人はいらっしゃらないでしょう。しかしその理解は地図における注記の表面的な理解に過ぎません。地図記号に添えられた文字、数字を指すのですが、等高線の数字等は別としても、それ以外は全て固有名詞であることに注意して下さい。例えば郵便局のマークに注記が添えられている場合、そこにはその郵便局の固有名詞が書き入れられています。凡例ではそのようなことはなく、あくまでも郵便局のマークが郵便局を意味することのみ伝えています。では「国道1号線」のような注記はどう捉えるべきでしょうか。これも固有名詞であることに間違いはありません。国道1号線という名前の道路は世界に一つしかないからです。しかしこの「注記」には、さらに複合的な意味が隠されています。それは、「国道」という普通名詞をも意味するということです。普通名詞と地図記号との結びつきは通常、凡例の役割ですし、一般図の図式が頭に入っていれば、説明が無くても認識できるのですが、例外の可能性が無いわけではありません。ですから注記が凡例や一般図式の役割をも担っているのです。

地図データの性質と分類は基準とするものによって種々な分け方があります。
最も基本的なのは,データが表現している事象の空間次元や分布特性による分類です。

これによるとデータは,点と線と面と立体または量に分けられます。
たとえば気温とか雨量は、ある地点で測られたものなので点データです。
また道路や鉄道に関する情報は線データの場合が多い。貿易量など物質の流通に関するものを始めとして,地点間の交流関係なども普通線データとして扱われます。面データとしては土地利用が身近かな例ですが、たとえば土地生産力や作物生産高など、そこを場として生じる事象の量を問題にしたら立体データとなります。

これは、目には見えませんが、立体模型のようなものを形成していると考えられ、その模型の表面のことを統計面と呼びます。
次にこれらの事象を表わすデータをどのように採るかによって分類されます。
最も単純で一般的なのが定性と定量データへの分類で、記号化、作図の際に基本的な分け方としてよく使われています。

GIS(Geographic Information System)は、様々なデータとそれを加工・分析・表示するGISソフト等で構成され、住所や緯度・経度等の様々な位置情報を利用し、多様な条件を設定することで、特定の場所、建物等を簡単に見つけだすことができます。  GISで取り扱うデータは、位置を表す地図データとこれに関連づけられる文字や数字、画像等の属性データから構成され、通常、これらの属性データは、「空間データ」または「地理情報」、「地図情報」などと呼ばれます。  またGISソフトは、言い換えると「文字等の情報を地図上に表示するためのツール」のことであり、このGISソフトをベースに、様々な用途に応じた変更(メニューや機能の追加)を行うことができます。

面記号は、地図を区分けして、その中を模様や濃淡で表したものです。

産業別とか、国別とか、面で分けて描く時によく見る様式です。ただ、最近はパソコンで作ったりするので、色もさまざま、模様もさまざま、好きなようにできます。

模様は、縞模様で等線法と等間隔法と、点描でつくる列記法、乱記法があります。

濃度や方向で分けられることもできます。いろいろな模様を作ることができるので、産業別や土地利用図のように、水田などを表したりできます。

最近の災害のときに、その土地の説明を見ることが多くなりました。

元が水田だったとか、石灰土だったとか、湖を埋め立てた、河川敷だったなど、今は住宅地となった場所が、本来どのような土地だったかを解説する際に用意される地図などが、面記号を多用した地図に当たるかと思います。

ネットなどで、自分の住んでいる場所の地盤を調べるときでも、自治体のホームページなどで、このような地図を見ることができます。

また気候区分図などは、温度の高い低いで模様を変えたり、湿度の高い低いで変えたり、多いか少ないか、大きいか小さいか、高いか低いか、深いか浅いか、古いか新しいかなどをわかりやすく表現することができます。

高いもの、大きいもの、深いものなど値の高い方を濃い色で表現するように気をつけましょう。

そんな区分がないようなものは、何が主題なのか、を考えてください。

主題を濃くして、他を薄いもの、薄く見えるもので表現するように気をつけましょう。

また、面積が広くなってしまう場合は、小さい面積を濃くしてください。

濃い面が広いと、地図として美しさに欠けます。

美しさと見やすさは、地図の基本です。

基本は常に忘れないようにしましょう。

点データ

点で描くというのは、分布図のようなものと考えていいかと思います。(定性的)

これらの点を大きく描いたり小さく描いたりして、建物の収容人数の多少を表したりできます。(定量的)

ドットマップというものがあります。ドットの密度によって人口や物資の量が判るものですが、これは面のデータとして見ることもできます。

ただし、調べるのも描くのも非常に時間がかかるため、手描きでの地図作りは大変かもしれません。



線データ

線で描くのは線データで表せるもの、例えば道路や鉄道もそうですし、台風の進路も線データで表せます。(定性的)

また河川の大きさなどは、線を太くしたり細くしたりで表せます。(定量的)

天気図などでお馴染みの等値線図ですが、これは降水量などの点データを基礎として、それに基づいて等値線が引かれています。

等値線の精度は、基礎となる点データの密度によります。点データが粗ければ、等値線も簡略なものになります。なので、その等値線が通っている場所が現実のデータに基づいているということではないということです。テレビで見るような天気図は、コンピューターで細かくデータを取ってからの等値線でしょうが、あらためて考えると興味深いですね。



面データ

面で描くと、宗教や言語などによって色分けなどで分けて表現できます。(定性的)

定量的となると、地図の上にデータを表す円グラフなどを置いて示すことになりますが、点データと違って決まったところに置く必要はありません。

メッシュマップというものがありますが、これは国勢調査なんかを見ると出てきます。

ドットマップをメッシュにわけて、メッシュの位置だけ見てみるというものです。

地図上に年齢別に色分けしたドットマップを作り、それを正方形に切り取って人口分布を見たりします。さまざまなデータ作りに便利です。