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点データ

点で描くというのは、分布図のようなものと考えていいかと思います。(定性的)

これらの点を大きく描いたり小さく描いたりして、建物の収容人数の多少を表したりできます。(定量的)

ドットマップというものがあります。ドットの密度によって人口や物資の量が判るものですが、これは面のデータとして見ることもできます。

ただし、調べるのも描くのも非常に時間がかかるため、手描きでの地図作りは大変かもしれません。



線データ

線で描くのは線データで表せるもの、例えば道路や鉄道もそうですし、台風の進路も線データで表せます。(定性的)

また河川の大きさなどは、線を太くしたり細くしたりで表せます。(定量的)

天気図などでお馴染みの等値線図ですが、これは降水量などの点データを基礎として、それに基づいて等値線が引かれています。

等値線の精度は、基礎となる点データの密度によります。点データが粗ければ、等値線も簡略なものになります。なので、その等値線が通っている場所が現実のデータに基づいているということではないということです。テレビで見るような天気図は、コンピューターで細かくデータを取ってからの等値線でしょうが、あらためて考えると興味深いですね。



面データ

面で描くと、宗教や言語などによって色分けなどで分けて表現できます。(定性的)

定量的となると、地図の上にデータを表す円グラフなどを置いて示すことになりますが、点データと違って決まったところに置く必要はありません。

メッシュマップというものがありますが、これは国勢調査なんかを見ると出てきます。

ドットマップをメッシュにわけて、メッシュの位置だけ見てみるというものです。

地図上に年齢別に色分けしたドットマップを作り、それを正方形に切り取って人口分布を見たりします。さまざまなデータ作りに便利です。