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さらに色彩に至っては、色調から濃度、グラデュエーションなどでその表現できる可能性は一気に広がっていきます。ここからは少し具体的な話でその変化の具合を味わってください。例えば点記号をデータの種類別(名目、等級、間隔及び比データ)で事例を挙げて紹介してみましょう。名目データ(対象の性質など)を点記号で表現した例として「神社」の鳥居形状や「温泉」で使用される温泉マークなどがあげられます、次に点記号を等級データ(大小、多少や順位など)の表現にしようとすれば、大きさやパターン形状、形の違いで量の大小を表現することが可能です。そして間隔データ(計測単位kmなどが必ず伴うもの)の表現方法として、円の大きさや点の多少で量の多少が表現できるでしょう。そして最後の比データ(%や比率など)に対しては、代表例として円グラフでそのポイントでの特徴を表現することも可能でしょう。同様なことは線記号や面記号でも言えることで、その形状や濃度を変えることによって名目データ~比データまで表現の対応が可能となります。但し、濃度という変化での表現は、通常面記号のみ採用されるものとなります。